会社で部署やプロジェクトのリーダーに抜擢された人が、必ず直面する様々な問題があります。
中でも人間関係のバランスを保つことはリーダーの重要な役割。
しかし一方で無理な組織運営を行った結果、リーダーへの不信感を抱かれ、果てはチーム内の不和に繋がる事もしばしば。
今回はリーダーの心得についてお話させて頂きます。
ブレない目的
手漕ぎボートをイメージすると分かりやすいですが、チームはひとつの目的へオールを漕ぐときに最大の推進力を発揮します。
リーダーには目標を設定し、ブレない方向感覚が必要です。
チームのだれもが違った方向へ進むことのないように、羅針盤の役割を担ってください。
小リーダーの設置
20人以上のチームになると一人で管理する事は非生産的です。
自分と即座に意思疎通のとれる小リーダーを3-4名設置し、それぞれが5-6人をまとめるチームモデルを確立していきましょう。
大リーダーであるあなたは、直接コミュニケーションをとる相手が3ー4名になるため、組織の行動がより円滑になります。
集会は最小時間で
朝礼やチーム会をやるのであれば、予め議題と所用時間を決めることが最も重要です。
具体的でなおかつシンプルであることが集会の基本です。
また、定例の会議は30分程度で終わらせることが大切です。
メンバーからのフィードバックをすべてその場で聴いている時間は大きなロスを生みますから、会議前の情報収集を行います。
それには前述の小チーム制が生きてきます。
意見が割れることろですが、朝礼はタイムロス、マインドロスであることが多いです。
朝からやる気満々ではないのが人の性ですから、出社してすぐのお説法は逆効果になっている事が多いです。
逆に朝のスタートはリラックスできるように努めた方がチームの健康状態に良いでしょう。
自発性を生み出す
人は奴隷化されたときに最もパフォーマンスが下がり、自発的に行動したときに幸福感が高まる生き物です。
自発性を生み出すために必要なのは「楽しい」という感情ですが、楽しみは承認され賞賛されたときに生み出されます。
賞賛には根拠がなければいけません。
そのために小チームリーダー、小チームメンバーの一人ひとりに具体的な行動と目指すべき結果を定めるのがリーダーの役割です。
話す事の重要性
たとえ相手が大勢でも一人でも、トーク力はリーダーの基礎能力となります。
リーダーへ抜擢された人はもちろん、将来リーダーの任を受けたいと考える人は早くから話し方スキルを身に着けておきましょう。
たどたどしい話し方ではリーダーへ任命されることはありません。
もしそんなあなたがリーダーになってしまったとすれば、すぐに話し方について見直すチャンスです。
自分では身に着けられない
もともと話すのが得意な人は、どんなシチュエーションでも自然と話すことが出来ます。
しかし話が苦手なひと、過去に失敗した経験のある人はそうはいきません。
ビジネスにおける話し方は、スキル面とメンタル面での専門的なアプローチがあって初めて身に着けることができる技能ですから、やはり経験豊富な講師に委ねる事が良いでしょう。
講師
高島典子(たかしまのりこ)
ビジネススキルとしての話し方講師として、大手企業などで接客研修などを行う。
アナウンススクールを開校後はプロ司会者を育成した。
講師業の一方で司会業、ラジオパーソナリティ、官公庁で道路情報アナウンスなども歴任し、実務経験の実績多数。
■おもな研修実績
山陽自動車教習所、コロワイド西日本他にて新人研修
フルノシステムズ㈱ 中間管理職研修
まつおか歯科クリニック他、病院スタッフ接遇研修
神戸市機械金属工業会青年経営研究会 経営者マナー・テーブルマナー研修
職業訓練校 就活マナー・ビジネスマナーなど
その他多数
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